Blowing In The Wind / BOB DYLAN
年末に自宅の大掃除をしていたら、以前から探していたBOB DYLANの
ベストアルバムが出てきました。ボブ・デュランのアルバムは数枚持って
いますが、「Blowing In The Wind」はその中でもとても好きな曲。
ボブ・デュランの故郷は、グレート・プレインズの一角、ミネソタ州ヒビング。
炭鉱町だったそうですが、決して山の中ではなく平坦な草原の町でした。
アメリカ人にとってもっともアメリカ的な風景とは、ニューヨークの摩天楼や
ロサンゼルスのハイウェイなどではなく、アメリカ中西部ミッドウェストの
大草原地帯「プレーリー」だそうです。
どこまでも広がる草原、その先の地平線、その上に広がる大きな空。
アメリカの「広大さ」「無限の可能性」「夢」、そしてそれゆえの「孤独」の
象徴となったプレーリーは、希望と孤独、期待と寂しさがやさしく交錯する
場所なのです。
ボブ・デュランが子供のころに目にした風景は、まず何よりも広々と
したプレーリー、大草原だったはずであり、アメリカ人の多くにプレーリー
という原風景を思い起こさせるアメリカの「原点」のような歌手が
ボブ・デュランなのですね。
大晦日はソファに座り、以前読んだこのことを想いながら、僕自身の
想い出も重ねながら何度も聴いておりました。
音楽はやっぱりいいものですねえ。風景も言葉も空間に流れる時間も
つながって、過去を大切に想いながら未来を感じることができます。
自分の心に詰めすぎたものを少しだけくだいてあげましょう。
あなたにとって大切な空間で。
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Bob Dylan、プレーリー、ボブデュラン、大草原2014/01/09 | コメント/トラックバック(0)|
カテゴリー:生活