ジャン・ミッシェル・フランク

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昨年末にエルザ・スキャパレリの自伝を読みました。

エルザ・スキャパレリは、イタリア・ローマ生まれの女性ファッション・
デザイナーで、1930年代、40年代最も精力的に創作活動を行なった
クチュリエールです。

その個性的なデザインはイタリアやフランスだけではなくアメリカでも
人気となり、一躍ファッションの中心人物となりました。

7つ歳上のココ・シャネルが同時代のデザイナーで一番嫉妬し、
一番ライバル視したのはエルザ・スキャパレリでした。

そのエルザ・スキャパレリのために白い家具をデザインし、素晴らしい
友人の一人だったのがジャン・ミシェル・フランクです。1895年にパリ
16区のクレベール通りで生まれました。

海外のインテリア通のみならず、トム・フォードやリード・クラッコフと
いったファッション・デザイナーたちも、フェイバリット・デザイナーと
して挙げていることから、彼の凄さをうかがい知ることができますね。

異端児であった彼は、飾り気のない上品さも持っていたそうです。
彼にとって「美」とはなんだったのか。少し詳しく知りたくなってきました。
先日購入した本の冒頭にはこんなことも書かれています。

『人間は本来「空白」を嫌うといわれている。しかしジャン・ミシェル・
フランクは、人間のそうした性質とは距離を置いていたのである。
彼にとって言葉とは、自らの室内装飾を通してはじめて本当の
意味を持つのである。』

とても興味深いですね。


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2014/01/19 | コメント/トラックバック(0)|

カテゴリー:生活

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